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唇の血色が悪くなった…リップアートメイクって何?

歯並びが悪くなる原因

歯並びが悪くなる原因

当クリニックに訪れる患者さまから「唇の血色が悪くなった…」と言ったお悩みをよく聞くようになりました。
当院ではそんな皆様のご要望に力になれるようリップアートメイクのより歯科の観点から考案された「デンタルアンドリップ」という施術を始めました。
この度は、唇の血色が悪い原因、ケア方法そしてデンタルアンドリップについてお伝えいたします。

唇の血色が悪い原因

唇の血色が悪い原因

医療的な観点からお答えすると、血液中の赤血球数またはヘモグロビン濃度が低下すると、酸素運搬能力が低下し、口唇の血色が失われます。
特に、鉄欠乏性貧血は、女性に多く見られる原因の一つです。
年齢を重ねていくうちに唇の血色が悪くなることもございます。
加齢に伴う変化と、その他の要因が複合的に関与している可能性があります。

考えられる原因

コラーゲンの減少

加齢とともに、皮膚のコラーゲンが減少し、皮膚の弾力や水分保持能力が低下します。
唇は皮膚が薄いため、コラーゲンの減少による影響を受けやすく、血色が失われやすくなります。

血行不良

加齢とともに血管が硬くなり、血行が悪くなることがあります。
唇は毛細血管が豊富で、血行が良いことが血色の良さにつながりますが、血行が悪くなると唇の色が悪くなることがあります。

ターンオーバーの低下

加齢とともに皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が遅くなり、古い角質が蓄積しやすくなります。
唇のターンオーバーが遅くなると、くすみが目立ち、血色が悪く見えることがあります。

乾燥

唇は皮脂腺がないため、乾燥しやすい部分です。
乾燥すると、唇の表面が荒れて血色が悪く見えることがあります。

紫外線

紫外線は、コラーゲンを破壊し、メラニン色素を生成するため、唇の色素沈着やくすみを引き起こし、血色が悪く見えることがあります。

また、生活習慣により唇の血色が悪くなることもあります。 ・喫煙:喫煙は血管を収縮させ、血流を悪化させるため、口唇の血色を悪くすることがあります。 ・栄養不足:鉄分、ビタミンB群、葉酸などの栄養素が不足すると、貧血を引き起こし、口唇の血色が悪くなることがあります。 ・睡眠不足:睡眠不足は、自律神経のバランスを崩し、血行不良を引き起こすことがあります。

その他の要因としては以下の事が考えられます。 ・脱水:脱水状態になると、血液量が減少し、口唇の血色が悪くなることがあります。 ・薬物:特定の薬物(血管収縮剤など)の使用は、口唇の血色を悪くすることがあります。 ・全身性疾患:膠原病や自己免疫疾患など、全身性の疾患が原因で口唇の血色が悪くなることがあります。

色が悪い唇の治し方・改善方法

色が悪い唇の治し方・改善方法

保湿の改善を図る

唇の血色が悪い時は、乾燥が原因の一つとして考えられ、こまめな保湿が必要です。
ヒアルロン酸、セラミド、ワセリン、シアバターなどの保湿成分が含まれたリップクリームを塗る事をおすすめします。
また、日中は紫外線から唇を守るために、SPFやPA値が表示されているものを選ぶと効果的です。

角質のケア

唇の角質ケアは、古い角質を取り除き、血行を促進することで、唇の血色を良くする効果が期待できます。
ただし、唇はデリケートな部分なので、優しく丁寧に行うことが大切です。
角質ケアの前に以下の事をご注意ください。
・唇が荒れていたり、炎症を起こしている場合は、角質ケアは控えましょう。
・角質ケアを行う際は、必ず清潔な状態で行いましょう。

角質ケアの方法

蒸しタオルで温める
清潔なタオルを水で濡らし、電子レンジで軽く温める(約30秒)。
温めたタオルを唇に当て、約3分ほど蒸らす。
上記のことを行えば角質が柔らかくなり改善する事もあります。

シュガースクラブア

シュガースクラブとはスクラブ成分に砂糖を使用したボディソープのようなもので、ご自身で作る事も可能です。

シュガースクラブの作り方

小さじ1/2の砂糖(グラニュー糖やきび砂糖など)に、小さじ1/2のオイル(オリーブオイル、ホホバオイル、はちみつなど)を混ぜることでできます。

使用方法

指先に少量を取り、唇の上で優しく円を描くようにマッサージする。
強くこすりすぎないように注意しよう。
約1〜2分マッサージしたら、ぬるま湯で洗い流す。

上記をお試しの上まだ改善が見慣れないようなら、デンタルアンドリップをお勧めいたします。
デンタルアンドリップとは、専用の医療用色素を使って、唇に色を注入する施術です。
まるでリップを塗ったような状態をキープできるから、すっぴんでも血色の良い唇を演出する事ができます。

唇の血色改善

唇の血色改善

保湿の改善を図る

ホワイトニングやセラミック治療によって歯を美しくされた際、その白さが際立つことで、相対的に唇の血色の悪さが気になる。
といったお悩みをよく聞きます。
そのような場合、リップアートメイクを併用することで、お顔全体の印象がより調和のとれた、美しい仕上がりになることが期待できます。
上記のことを行えば角質が柔らかくなり改善する事もあります。

また、年齢を重ねるにつれて、唇の色素が薄くなったり、輪郭がぼやけてくることがあります。
そのようなお悩みに対して、リップアートメイクは有効な手段となります。
リップアートメイクによって、唇に自然な血色をプラスしたり、輪郭をはっきりとさせることで、健康的で若々しい口元を演出することが可能です。

このように、リップアートメイクは、歯の美しさを引き立てるだけでなく、年齢によるお悩みをカバーし、より魅力的な笑顔を実現するための選択肢の一つとしてご検討いただけます。

リップアートメイクという言葉にあまり耳馴染みがない方も多くいると思います。
また当院が行う施術はデンタルアンドリップという手法となります。
次にリップアートメイクについてデンタルアンドリップの違いについてお伝えいたします。

歯科の視点にたった治療。リップアートメイクとは?デンタルアンドリップの違い

歯科の視点にたった治療。リップアートメイクとは?デンタルアンドリップの違い

リップアートメイクは、専用の針と色素を使って、唇に色を入れる施術のことです。
まるで口紅を塗ったような状態をキープでき、すっぴんでも血色の良い唇を演出できます。
リップアートメイクは医療行為であり、日本では医師免許または医師の指示を受けた看護師免許を持つ医療従事者、歯科医師と歯科医師の指示を受けた歯科衛生士のみが施術できます。 以下のようなお悩みが改善できます。

・唇の色を足す:もともとの唇の色が薄い人や、年齢とともに色が薄くなってきた人に、自然な血色をプラスできます。
・唇の形を整える:左右非対称な唇の形を修正したり、理想の形に近づけたりできます。
・くすみをカバーする:タバコや紫外線などでくすんでしまった唇の色を明るくできます。

リップアートメイクとデンタルアンドリップの違い

リップアートメイクとデンタルアンドリップの違い

デンタルアンドリップとは、歯科医師または歯科医師の指導を受けた歯科衛生士が、実用歯科アートメイク資格を取得することで、歯科医療機関でのみ提供できる特別な口唇美容施術です。
この施術では、口唇の色や形を整える美容的なアプローチに加える事ができます。
通常のリップアートメイクと比較して、デンタルアンドリップはより専門的な知識と技術を持つ歯科医院によって行われるため、リップアートメイクをご検討されている方にとっては、非常に安心できる選択肢と言えます。

デンタルアンドリップのメリット・デメリット、施術が出来ない方

デンタルアンドリップのメリット・デメリット、施術が出来ない方

デンタルアンドリップのメリット

・常に血色の良い唇をキープ;すっぴんでも顔色が悪く見えないようになります。
・メイク時間の短縮: リップメイクが不要になり、朝の準備が楽になります。
・口紅の色落ちを気にしなくて良い: 食事や飲み物をしても、色が落ちないから安心です。
・唇の形を整えられる: 左右非対称な唇や、薄い唇の形を修正できます。
・コンプレックス解消: 唇の色や形に自信が持てるようになります。
・マスクにつきにくい: 口紅のようにマスクに色移りする心配がありません。
・歯のホワイトニング後のバランス: 歯が白くなったことで気になる唇の血色をカバーできます。

デンタルアンドリップのデメリット

痛み: 施術時に麻酔を打つ時にチクチクとした痛みを感じることがあります。
唇の場所により、人によって少し痛みを訴える方がおりますが その場合は麻酔を追加するので遠慮なくおっしゃってください。
・腫れや赤み: 施術後数日間は、腫れや赤みが続くことがあります。
・術後のケア: しばらくの間は、保湿などのアフターケアが必要となります。
・アレルギー反応: 色素にアレルギー反応を起こす可能性がある。(カウンセリングにて事前にお伺いいたします。)

デンタルアンドリップの治療が出来ない方

・妊娠中、または妊娠の可能性のある方につきましては、胎児への影響が懸念されるため、デンタルアンドリップの施術は推奨しておりません。
授乳中の方につきましても、施術後48時間の断乳が可能であれば施術をご検討いただける場合がございますが、念のため事前にご相談ください。

・感染症(HIV、B型肝炎、C型肝炎、梅毒など)に罹患されている方は、感染リスクを高める可能性があるため、誠に申し訳ございませんが、デンタルアンドリップの施術をお受けいただくことができません。

・ケロイド体質(皮膚に傷ができた際に、その傷跡が赤く盛り上がり、ケロイドと呼ばれる状態になりやすい体質)の方につきましては、デンタルアンドリップの施術によって生じた傷が治癒しにくく、ケロイド化するリスクがございます。
そのため、誠に恐縮ではございますが、施術は推奨しておりません。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

・施術部位に皮膚疾患(炎症や感染症など)がある場合、デンタルアンドリップの施術を行うことで症状が悪化したり、感染症のリスクを高める可能性がございます。
そのため、施術をお受けいただくことはできません。
皮膚疾患が完治されてからの施術をご検討ください。・

・免疫力が低下している状態の場合、デンタルアンドリップの施術によって感染症のリスクが高まる可能性がございます。
そのため、施術をお受けいただくことはできません。

・重度の金属アレルギーをお持ちの方につきましては、デンタルアンドリップの施術に使用する器具や色素に含まれる金属に反応し、アレルギー症状を引き起こす可能性がございます。
そのため、施術はご遠慮いただくことをお勧めいたします。

5.よくある質問

唇の色が生まれつき悪い場合の原因は何ですか?

生まれつき唇の色が悪い場合、遺伝的な要因が大きく関係しています。
親や祖父母からの遺伝で、唇の色素が薄かったりメラニンの量が多かったりすると、血色が悪く見えることがあります。
また、皮膚の厚みによっても見え方が異なり、皮膚が薄いと血色が良く見えやすく、厚いとくすんで見えやすいです。
遺伝による影響が強い場合でも、リップメイクやアートメイクを取り入れることで、唇の色を明るく見せることが可能です。

唇の色がわるくならないよう日頃何を気を付けたらいいですか?

唇の色を改善するには、日常のケアが重要です。
こまめに保湿を行い紫外線対策をすることで、色素沈着を防げます。
また、血行を良くするためのマッサージや、鉄分やビタミンB群を含む食事を取り入れることも効果的です。
さらに、定期的な角質ケアを行うことで、くすみを除去し、明るい唇をキープできます。
根本的に改善したい場合は、専門のクリニックでレーザー治療やリップピーリングを受けるのも有効な方法の1つです

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