電動歯ブラシ?歯間ブラシ?デンタルフロス?何を使ったらいい?
皆さんは歯ブラシはどんなものを使っているでしょうか?
よく患者様から「電動歯ブラシを使った方がいい?」とよく聞かれます。
最近では様々な電動歯ブラシが開発されており、持ち運びに便利なものやオシャレなものまで目的にあった電動歯ブラシがあります。
日本では1960年ごろから発売されており、現在、日本人の約20%の方が利用していると言われております。
電動歯ブラシの利点としては、ブラシの振動や回転によって歯の表面や歯間のプラークを効果的に取り除くことができることが挙げられます。
また、多くの電動歯ブラシにはタイマー機能が付いており、適切な磨き時間を守ることができます。
一方、手動歯ブラシの利点としては、使い方がシンプルで操作も簡単ということが挙げられます。また、携帯性に優れているため、旅行などの外出先でも手軽に使用することができます。
どちらの歯ブラシが自分に合っているかは、個人の好みや歯の状態によって異なる場合があります。
今回は電動歯ブラシや歯間ブラシには使った方がいいのかをまとめましたのでご一読ください。
1.電動歯ブラシとは?
電動歯ブラシは、電気で動作するブラシです。
電動歯ブラシは、手動の歯ブラシと比べると、自動的に回転または高速振動することでより効率的な歯磨きができます。
また、ヘッドを変える事で歯垢用、歯茎のケア用など様々な用途に合わせたケアが出来ます。
電動歯ブラシは、便利で短時間で歯を磨けるため、日本人の約20%程度の人が電動歯ブラシを利用しているとのことです。
回転式電動歯ブラシ
ブラシヘッドが一定の速度で回転するタイプです。
回転の力で歯の表面や歯周ポケットをしっかりと磨くことができます。
振動式電動歯ブラシ
ブラシヘッドが高速で細かく振動するタイプです。
振動によりプラークや歯垢を除去し、歯への負担を少なくします。
2.電動歯ブラシとは?
電動歯ブラシのメリット
電動歯ブラシは、回転や振動などの動作により、手動ブラシよりも回転速度も飛躍的に上がるので、効率的に歯垢や汚れを除去することができます。
楽な使用感
電動歯ブラシは、回転や振動の力で歯を磨いてくれるため、手や腕に力が入りにくい方や、高齢者の方も電動のため、十分に歯を磨く事ができます。
タイマー機能や圧力センサー
電動歯ブラシの中にはタイマーや圧力センサーが備わっているものもあります。
歯を磨く時間にタイマーをセットしていれば、磨き忘れをすることがなくなります。
圧力センサーは歯に掛ける圧力を適切に制御するため、歯や歯ぐきへのダメージを軽減します。
多機能なヘッドやブラシモード
電動歯ブラシによっては、歯ブラシ部分が用途に合わせて変更できます。
3.電動歯ブラシのデメリット
通常の歯ブラシに比べ高い
電動歯ブラシは手動歯ブラシに比べて通常高価です。
最近では数円程度で買えるものもありますが中には数万円のものもあります。
手動でしたら数百円で買えるものもあるので、まだまだ高価と言えます。
またブラシヘッドの毛先の消耗により交換が必要であります。本体自体が故障することもあります。
磨いた気になりやすい、歯茎を傷つける
電動歯ブラシの振動は歯に直接あたり、十分に磨いていなくても磨いている錯覚に陥りやすいです。
また強く押し当てると歯茎がさがり、エナメル質を傷つけやすいです。
高性能のものは多機能で使いこなせない事もあり充電が切れたら使えなくなる
電最近の電動歯ブラシは多機能であり、操作が複雑な場合があります。
特に高度な設定や機能を使いこなすには、取扱説明書の理解や熟練の必要があるかもしれません。
電動歯ブラシは電力に依存していますので、電源がない場所では使用できません。
旅行やキャンプなど屋外での使用が難しい場合があります。
機種にもよりますが1日2回、1回2分の歯磨きをした場合2週間前後は持ちます。
充電には24時間位要する歯ブラシが多いようです。
※電動歯ブラシは簡単に使えるものから、多機能のものまでさまざまございます。
購入予定でどんなものがいいかわからない…。
といったお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。
電動歯ブラシは正しく使うことが重要です。
電動歯ブラシは、目的に応じた種類があります。
初めて使うときは多機能のものではなく、簡単に使えるものを選びましょう。
自分の口の状態や好みに合ったブラシヘッドを選びましょう。
例えば、歯肉の状態によっては、ソフトブラシヘッドを選ぶことが望ましいです。
歯茎や歯を傷つけないように注意しましょう。
電動歯ブラシは一定の力で振動や回転するため、力をかけ過ぎると歯茎や歯を傷つける可能性があります。
適切な圧力をかけてブラッシングし、歯茎や歯に違和感や痛みを感じた場合は、歯科医師に相談することをおすすめします。
4.歯間ブラシやデンタルフロスは使った方がいい?
歯間ブラシやデンタルフロスは、歯と歯の間に入り込んだ歯ブラシだけでは落としきれない、食べ物のかすやプラークを除去するための歯ブラシです。
使用することで、歯垢や食べ物のかすをより取り除くことができ、歯周病や虫歯の予防に役立ちます。
デンタルフロスと歯間ブラシの違い
歯間ブラシやデンタルフロスは、歯と歯の間に入り込んだ歯ブラシだけでは落としきれない、食べ物のかすやプラークを除去するための歯ブラシです。
使用することで、歯垢や食べ物のかすをより取り除くことができ、歯周病や虫歯の予防に役立ちます。
デンタルフロス
・形状:細い糸状のアイテムで、歯と歯の間に滑り込ませて使用します。
・使用方法:指で巻きつけて使い、歯の間をこすりながらプラークや食べかすを取り除きます。
・適応: 歯の間が狭い場合や、歯並びが密接している場合に効果的です。
歯間ブラシ
・形状:小さなブラシで、ブラシの頭がワイヤーに取り付けられています。サイズはさまざまで、歯の間の広さに応じて選べます。
・使用方法:歯間ブラシを歯の間に挿入し、ブラシ部分で左右に動かして清掃します。
・適応: 歯の間が広い場合や、矯正装置を使用している場合に特に有効です。
デンタルフロスは、主に狭い歯の間を清掃するのに適しており、糸状のため操作がシンプルです。
歯間ブラシは、特に歯間が広いときに有効で、ブラシがついているため、より効率的に清掃ができます。
自分の歯の状態や好みに応じて、使い分けてください。
歯間ブラシとデンタルフロスのメリット
歯ブラシでは届きにくい、歯と歯の間の狭いスペースや歯茎と歯の境目にある溝などを効果的に掃除することができます。 歯垢や食物のカスを取り除くことができ、細菌の蓄積を防ぎ、口内衛生を向上させます。
歯間の掃除効果
歯ブラシでは届きにくい、歯と歯の間の狭いスペースや歯茎と歯の境目にある溝などを効果的に掃除することができます。 歯垢や食物のカスを取り除くことができ、細菌の蓄積を防ぎ、口内衛生を向上させます。
歯周病予防
歯垢が歯茎に溜まると、歯周ポケットと呼ばれる隙間に歯周病菌が繁殖するリスクが高まります。 歯間ブラシを使うことで、歯垢を除去することで、歯周病対策につながります。
虫歯予防
歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間の清掃が効果的に行えます。 これにより、歯垢や食物のカスをしっかり取り除くことができ、虫歯の発生リスクを減らすことができます。
使いやすさ
初めて使う方はある程度の慣れがひつようですが、歯間ブラシは細長い柄にブラシの毛が取り付けられているため、歯と歯の間に簡単に挿入しやすく磨きやすいです。 また、多くの種類やサイズがあるため、自分に合ったものを選ぶことができます。
まとめ
電動ブラシにしたところで正しい磨き方で定期的に行わないと意味がありません。
普通の歯磨きより使いやすく的確には磨けます。
ただ正しく磨かないと磨き残しがでてきます。
電動歯ブラシは商品によっては数万円となります。
決して安いものではございませんので、正しい歯磨きをすれば、手動の歯ブラシでも問題ありません。
また使い方によっては歯や歯茎を傷つけてしまう可能性もあります。
使い方を理解し正しく歯を磨きましょう。