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歯並びを整えるには「歯科矯正」「差し歯」どっちがいい?

歯並びが悪いと、歯磨きの際、磨き残しが出やすくなり、口腔内の健康に問題を生じやすくなります。
また 歯並びが悪いと大きく口をあけたり笑ったり躊躇してしまうといった事に繋がる方もいると思います。
歯のケアも行き届いていない印象を与え、その結果、清潔感が感じられにくくなることがあります。
では歯並びが悪くなる原因や治療法はどうしたらいいでしょうか?
今回は歯並びを治すには歯科矯正がいいのか?差し歯がいいのか?歯並びを気にせず素敵な笑顔ができるよう、 歯並びについてお話しさせていただきます。

歯並びを治すには

歯並びを治すには、まず歯並びが悪くなってしまっている原因を知る必要がありまます。
以下が主な原因となります

歯並びを治すには

1.早期の乳歯の抜け

乳歯が早く抜けると、他の歯がそのスペースに移動し、永久歯の生え方に影響を与えることがあります。
歯の生え方を整えるため、お子さんの場合は床矯正となります。

2.口呼吸

鼻ではなく口で呼吸する習慣があると、歯の位置に影響を与え、歯並びが悪くなることがあります。
歯並びが乱れてしまっている場合は歯科矯正で整え呼吸方法を改善する必要があります。

3.舌癖(ぜつへき)

舌癖とは舌が本来の位置からずれて、歯に当たったり、無意識に口を開けたりする癖で歯並びに影響を与えることがあります。

舌癖を治すには舌癖を自覚することが第一歩です。
自分がどのような状況で舌癖をしているのかを認識し正しい舌の位置(上あごの裏側に舌をつける)を意識し、そのポジションを維持するように練習します。
歯並びが乱れてしまっている場合は歯科矯正で整えます。

4.不適切な食習慣

硬いものを食べない、柔らかい食べ物ばかり摂取することも、歯や顎の発育に影響を与えます。
歯並びが乱れてしまっている場合は歯科矯正で整えます。

5.歯の欠損や虫歯

歯が欠けたり虫歯で失われると、周囲の歯がその隙間を埋めようとして不正な位置に移動することがあります。
まずは虫歯やかけた歯の治療を行い症状により、差し歯、歯科矯正の治療となります。

6.生活習慣

悪習慣(指しゃぶり、爪噛みなど)も歯並びに影響することがあります。

「歯科矯正」で歯並びを治す方法と特徴

「歯科矯正」で歯並びを治す方法と特徴

歯科矯正の流れ

1. 初回相談
まず歯科医師との初回相談を行います。
この時に、患者の歯並びや口腔内の状態を確認し、矯正治療の必要性や治療法について説明を受けます。

歯科矯正の流れ

2. 診断・検査
矯正治療を始める前に、詳細な診断を行います。
これには、以下が含まれます。
●X線撮影
●口腔内写真
●歯型の採取

3. 治療計画
検査結果を基に、どのような治療を行うかのご説明いたします。
この段階で、治療にかかる期間や費用についてご案内いたします。
歯科矯正治療は急激に治すというより、時間をかけゆっくりと歯並びを整えていくため、矯正治療は数年かかる事もあります。

4.矯正装置の装着
治療計画が決定したら、矯正装置を装着します。
これにより、歯を移動させる力がかかります。
矯正装置は最初のうちはなれずにご不便に感じてしまうと思います。
装置の調整なども行いますので、なにかございましたらご連絡ください。

5.矯正装置の装着
矯正治療中は定期的に歯科医院に通院し、装置の調整や進捗の確認を行います。
通常、数週間ごとに訪れることが一般的です。

6.治療終了と保定
予定された治療が完了したら、矯正装置を取り外します。
その後、歯が移動した位置を保持するために、リテーナー(保定装置)を使用します。

歯科矯正の種類

床矯正

床矯正(しょうきょうせい)とは、主に幼少期から小学生のまだ骨格の発育途中のお子さんに対して行われる歯科矯正治療です。
特に、顎の成長を促進したり、歯の位置を調整したりするために使用されます。
詳細はこちらをご確認ください。
床矯正について詳しくはこちら

金属のブラケット

金属ブラケットは、歯科矯正で最も広く使用されているタイプのブラケットで、主にステンレススチール製やその他の金属材料で作られています。
特徴としては、金属製であるため、非常に耐久性があり治療期間中も安心して使用できます。
金属ブラケットは、力の伝達が効率的で、複雑な歯並びの調整にも対応しやすいです。
矯正装置のワイヤーを調整しやすく、治療計画に応じた適切な調整が可能です。
一般的に、クリアブラケットや他のタイプのブラケットに比べてコストが低いです。
ただ金属のため、見た目が目立ちますが、最近ではカラフルなゴムバンドを選ぶこともでき、個性を出すことも可能です。
金属ブラケットは、さまざまな歯並びや噛み合わせの問題に対応できるため、広範囲な症例に適しています。
特に、歯が大きく移動する必要がある場合や、複雑な矯正が求められる場合に効果を発揮します。

クリアブラケット

クリアブラケットは、歯科矯正で使用されるワイヤーとブラケットの一種で、従来の金属製ブラケットとは異なり、透明または半透明の素材で作られています。
目立ちにくく、審美的な魅力を求める患者に人気です。

クリアブラケットは透明なため、装着していても装置が目立ちにくく、審美的に優れています。
セラミックなどの材料が使われることが多く、耐久性がありますが、金属に比べるとやや取り扱いが慎重になります。
金属ブラケットと同じように歯を動かす力を持っているため、効果的な矯正治療が可能です。
ただ食べ物や飲み物によって色がつくことがあるため、清潔に保つことが重要です。

クリアブラケットは、特に成人や高校生など、見た目を気にする患者に適しており、多くの症例で使用されています。
治療の流れは、通常の矯正治療と同様で、定期的な調整が必要です。

矯正治療についてはこちらをご覧ください。

抜けた歯の治療

抜けた歯の治療

1.早期の乳歯の抜け

乳歯が早く抜けると、他の歯がそのスペースに移動し、永久歯の生え方に影響を与えることがあります。
歯の生え方を整えるため、お子さんの場合は床矯正となります。

2.口呼吸

鼻ではなく口で呼吸する習慣があると、歯の位置に影響を与え、歯並びが悪くなることがあります。
歯並びが乱れてしまっている場合は歯科矯正で整え呼吸方法を改善する必要があります。

3.舌癖(ぜつへき)

ケガなどにより歯が欠けたり欠損した場合は、差し歯による治療を行います。
差し歯(しば)は、歯が失われた部分に取り付ける人工の歯で、主に見た目の改善と噛む機能の回復を目的としています。
歯並びを治すための直接的な手段ではありません。
ただし歯が欠けたり、折れたり、欠損してしまった場合には、差し歯を使用して歯の見た目を改善することができます。

欠けた歯の治療

欠けた歯の治療方法はいくつかあり、欠けた部分の状態や程度、場所によって適切な治療法が選ばれます。
以下に代表的な治療方法を紹介します。

欠けた歯の治療

コンポジットレジン

欠けた部分に白色の樹脂を使用して修復する方法です。
歯の色に合わせて色調整ができ、自然な見た目になります。

ファイバーコア

大きく欠けた場合、歯の内部にファイバー強化材を使って補強し、その上に被せ物をする方法です。

クラウン(冠)

欠けた部分が大きい場合、歯全体を覆う冠を作成し、被せる治療法です。金属製やセラミック製など、材料は様々です。

ラミネートベニア

欠けた部分が前歯である場合、薄いセラミックのシェルを歯の表面に接着することで、見た目を改善します。

歯の抜歯とインプラント

欠けた歯の状態が非常に悪化している場合は、抜歯が必要になることがあります。
その後、インプラントやブリッジを考慮することがあります。

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