スタッフブログ

歯科矯正は必要か?

歯科矯正は必要か?

歯科矯正とは、歯並びや噛み合わせを整える治療のことです。
歯に矯正装置をつけ、少しずつ力を加え、理想的な位置に移動させます。

見た目の改善だけでなく、食べ物をしっかり噛めるようにしたり、発音を良くしたり、虫歯や歯周病のリスクを減らす効果も期待できます。
子供から大人まで、年齢に関わらず始められる治療法です。
歯科矯正は10年前と比較すると、現在の歯科矯正は技術が格段に進歩してきました。
目立たないマウスピース矯正(インビザラインなど)が普及し、審美的な負担が軽減されました。
また、デジタル技術の導入により、精密な診断と治療計画が可能になり、治療期間の短縮が実現できました。
さらに、矯正用インプラントの活用で、難症例への対応も広がっています。 痛みも軽減され技術革新が進んでいます。

歯科矯正が必要か?判断基準

歯科矯正が必要か?判断基準

歯科矯正は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせを良くし、虫歯や歯周病のリスクを減らす効果があります。
不正咬合が原因で、肩こりや頭痛などの全身の不調につながる場合もあります。
歯並びや噛み合わせに悩みがある場合の判断基準として以下をご確認ください。

噛み合わせに問題がないか

噛み合わせに問題がないか

噛み合わせが悪いと、以下のような問題が起こる可能性があります。
・かみ合わせが悪いことにより、食べ物をうまく噛めず栄養の吸収が悪くなることがあります。
・特定の歯に負担がかかる:歯の寿命を縮める原因になります。
・顎関節症のリスクが高まる:口を開け閉めする際に痛みが出たり、音が鳴ったりすることがあります。
・発音に影響が出る:言葉が不明瞭になることがあります。
・虫歯や歯周病のリスクが高まる:歯磨きがしにくく、汚れが溜まりやすくなります。
・肩こりや頭痛の原因になる:全身のバランスが崩れることがあります。
歯科矯正によって噛み合わせを改善することで、これらの問題を予防・改善することができます。
まずはご来院いただけ、現在の状況を確認することでどういった治療が必要か、日ごろのケア方法などお伝えさせていただきます。

長い間、虫歯や歯周病にかかっていないか

長い間、虫歯や歯周病にかかっていないか

虫歯や歯周病にかかっている場合でも、歯科矯正が必要かどうかは、個々の状況によって異なります。
一般的には、虫歯や歯周病がある場合は、まずそれらの治療を優先となります。
その歯科矯正となります。
歯並びが悪いままですと、歯磨きがしにくく、虫歯や歯周病が悪化しやすいからです。

咀嚼や発音が上手にできているか

咀嚼や発音が上手にできているか

咀嚼や発音は、歯並びや噛み合わせと密接に関わっています。
歯並びが悪いと、以下のような問題が起こることがあります。
咀嚼:食べ物をうまく噛み砕けず、消化不良の原因になることがあります。
発音:特定の音(サ行、タ行、ラ行など)が発音しにくくなることがあります。
歯科矯正によって歯並びや噛み合わせを改善することで、咀嚼機能や発音機能の改善が期待できます。
ただし、咀嚼や発音の問題の原因が、必ずしも歯並びだけにあるとは限りません。
舌の動きや口周りの筋肉など、他の要因が関わっている場合もあります。

歯並びの悪さが昔からのコンプレックスになっていないか

歯並びの悪さが昔からのコンプレックスになっていないか

歯並びのコンプレックスは、見た目の問題だけでなく、心理的な負担にもなります。
ご自身が「歯並びが悪い」と感じ以下の不安がある方は、ご相談頂く事が大事です。
・笑顔に自信が持てない:人前で笑うのをためらってしまうことがある。
・自己肯定感が低下する:自分の容姿に自信が持てず、消極的になってしまうことがあります。
・人間関係に影響する:人とのコミュニケーションを避けるようになってしまうことがあります。
歯科矯正により歯並びが改善することで、これらのコンプレックスが解消され、心身ともに健康な状態を取り戻せる事もあります。
もちろん、歯科矯正には時間や費用がかかります。しかし、得られるメリットは大きいです。
一度、歯科医に相談して、自分の歯並びの状態や治療方法、費用などについて詳しく聞いてみることをおすすめします。

歯科矯正のメリット

歯科矯正には、見た目の改善だけでなく、健康面や生活面にも様々なメリットがあります。
主なメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

歯並び・口元の改善

・見た目が美しくなり、笑顔に自信が持てるようになります。
・顔全体の印象が良くなることがあります。

虫歯・歯周病の予防

・歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
・歯ブラシが届きにくい部分の清掃が容易になります。

咀嚼機能の改善

・食べ物をしっかり噛めるようになり、消化を助けます。
・偏った噛み癖が改善され、顎関節への負担を軽減します。

発音の改善

・正しい発音ができるようになり、コミュニケーションがスムーズになります。
・特にサ行、タ行、ラ行などの発音が改善されることがあります。

全身の健康への影響

・噛み合わせの改善により、肩こりや頭痛などが軽減されることがあります。
・顎関節症の予防・改善に繋がることがあります。

心理的なメリット

・コンプレックスが解消され、自己肯定感が高まります。
・積極的な性格になり、人間関係が円滑になることがあります。

歯科矯正のデメリット

歯科矯正には多くのメリットがありますが、いくつかデメリットも存在します。
主なデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

治療期間:

矯正治療は徐々に整えていく治療となりますので、症状にもよりますが、数年と長期間にわたる事もあります。

費用

矯正治療は顎変形症や先天性の疾患がある場合を除き、保険適用外となるため、高額な費用がかかることがあります。
歯科矯正を行う前に事前に治療プランを提示しご予算にあわせた治療も可能です。

痛み・不快感

矯正装置を装着した直後や調整後には、歯に痛みや圧迫感を感じることがあります。

食事の制限

矯正装置の種類によっては、食べにくいものや避けるべき食品があります。

虫歯・歯周病のリスク

矯正装置装着中は、歯磨きがしにくくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。

発音への影響

矯正装置の種類によっては、一時的に発音がしにくくなることがあります。

後戻りの可能性

矯正治療後も、保定装置(リテーナー)を使用しないと、歯並びが後戻りする可能性があります。

歯科矯正の難しいケース

・重度の全身疾患(心疾患、呼吸器疾患、糖尿病など)がある場合、矯正治療のリスクが高まることがあります。
・骨粗鬆症などの骨代謝異常がある場合、歯を動かすことが難しい場合があります。

口腔内の状態

重度の歯周病がある場合、歯を支える骨が弱っているため、矯正治療を行うことができません。
まずは歯周病の治療を優先する必要があります。
顎関節症が重度の場合、矯正治療によって症状が悪化する可能性があります。
虫歯が多い時もまずは虫歯治療が必要です。

インプラントが入っている場合

天然歯と異なり、インプラントは骨と結合しているため、矯正力で動かすことができません。
そのため、インプラントの位置を考慮した矯正計画を立てる必要があります。

歯科矯正に迷ったら

「自分の歯並びって、矯正した方がいいのかな?」と迷っているなら、まずは一度、ご相談ください。

実は、歯並びに問題がないこともあれば、自分では気づかない噛み合わせの悪さが見つかることもあります。
歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを良くするだけでなく、頭痛や肩こりの改善、見た目のコンプレックス解消にもつながります。 笑顔に自信が持てるようになるかもしれません。

当院では、カウンセリングで、専門の医師がじっくりお話をお伺いします。
「ちょっと興味がある」という方も、以前の治療のやり直しや他の医院での修正治療について悩んでいる方も、どんなことでもお気軽にご相談ください!