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歯を抜く事になってしまったら気を付ける事。

歯を抜く事になってしまう原因は?

歯を抜く事になってしまう原因は?

できればご自身の歯をいつまでも長く健康を保つことが大事ですが、今回は歯を抜かなくてはならなくなってしまう原因をまとめました。
以下が主な原因となります。
・むし歯(齲蝕)
むし歯が進行し、歯の神経まで達して強い痛みが出たり、歯の大部分が崩壊して修復が困難になったりした場合。
・歯周病:
歯周病が進行し、歯を支える骨が溶けて歯がグラグラになり、噛むことができなくなった場合。
・歯根破折:
の根が割れてしまい、保存が難しくなった場合。
・外傷:
事故や転倒などで歯が大きく折れたり、抜け落ちてしまった場合。
・矯正治療:
歯並びを整えるために、どうしてもスペースが必要な場合。
・埋伏歯:
親知らずなどが骨の中に埋まったままで、炎症や痛み、周囲の歯への悪影響がある場合。
これらの原因によって、やむを得ず抜歯を選択することがあります。

抜歯後に気を付ける事

抜歯後に気を付ける事

抜歯後は、出血を止めるためにガーゼをしっかり噛み、指示された時間(通常20~30分)は我慢しましょう。
当日は激しい運動や飲酒、喫煙は避け、安静に過ごしてください。
うがいを頻繁にすると血餅が剥がれやすくなるため、強くうがいをするのは控えましょう。
柔らかいものを食べ、抜歯した側の歯で噛むのは避けてください。
痛みがある場合は、処方された鎮痛剤を服用しましょう。
出血や痛みが続く場合は、歯科医院に連絡してください。

抜歯後に控えた方がいい事

抜歯後に控えた方がいい事

抜歯後に控えた方が良いことをまとめました。
・激しい運動:血圧が上がり、出血しやすくなるため。
・飲酒:血行が促進され、出血しやすくなるほか、薬の効果を弱める可能性も。
・喫煙:血管を収縮させ、傷の治りを遅らせるため。
・刺激物(辛いもの、熱いものなど):傷口を刺激し、痛みや炎症を悪化させる可能性。
・硬いもの、噛み応えのあるもの: 抜歯した部分に負担がかかり、傷口が開いたり、感染のリスクを高める可能性。
・ストローの使用: 口の中の圧力が変わり、血餅が剥がれやすくなるため。
・頻繁なうがい: 血餅が剥がれやすくなるため、強くうがいをするのは控えましょう。
・抜歯した部分を舌や指で触る: 傷口に細菌が入り、感染のリスクを高めるため。
・長風呂: 血行が促進され、出血しやすくなるため。

どこの歯、抜歯となってしまった原因にもよりますが、上記をご注意ください。
特に注意が必要な点は、治療後医師から指示があるかと思います。

抜歯した後の選択肢

抜歯した後の選択肢

症状にもよりますが、抜歯後の治療法は、大きく分けて欠損部の補綴と現状維持になると思います。
1. 欠損部の補綴(ほてつ):抜歯した部分を人工物で補う治療法です。
・入れ歯(義歯):取り外し式の人工の歯。部分入れ歯と総入れ歯があります。
・ブリッジ:抜歯した部分の両隣の歯を削り、橋渡しのように人工の歯を被せる治療法。
・インプラント:顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯を取り付ける治療法。
・歯牙移植:自分の別の場所にある歯(親知らずなど)を抜歯した場所に移植する治療法。
2. 現状維持:抜歯した部分をそのままにしておく場合です。
・小臼歯の抜歯:奥歯で噛むことができれば、小臼歯(前から4番目、5番目の歯)を抜歯しても、必ずしも補綴が必要とは限りません。
ただし、歯並びや噛み合わせに影響が出る場合は、補綴を検討する必要があります。
・親知らずの抜歯:親知らずは、必ずしも噛み合わせに重要な役割を果たしているわけではないため、抜歯後に補綴を行わないことが多いです。
どちらの治療法を選ぶかは、抜歯した場所、歯並び、噛み合わせ、全身状態、費用などを考慮し医師と相談の上治療プランを策定していきます。

歯がグラグラする場合

歯がグラグラする場合

歯がグラグラする場合、考えられる主な原因は以下の通りです。
1.歯周病:歯を支える骨が溶けて、歯がグラグラする最も一般的な原因です。
歯茎の腫れや出血、口臭を伴うことがあります。
2.歯根破折:歯の根が折れてしまうと、歯がグラグラします。
外傷や強い力で歯を噛みしめる癖などが原因となります。
3.外傷:転倒や事故などで歯をぶつけた場合、歯や歯を支える組織が損傷し、グラグラすることがあります。
4.歯ぎしり・食いしばり:睡眠中や無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをしていると、歯に過剰な力がかかり、歯を支える組織にダメージを与え、グラグラすることがあります。
5.根尖性歯周炎:歯の根の先に炎症が起こり、膿が溜まると、歯が浮いたような感じやグラグラすることがあります。
6.その他:まれに、腫瘍や嚢胞(のうほう)などが原因で歯がグラグラすることもあります。
歯がグラグラする状態を放置すると、最終的には歯が抜け落ちてしまう原因になります。
早めに歯科医院を受診し、原因を特定して適切な治療を受けることをお勧めします。